つみたてNISAもいいけど、一般NISAで高配当銘柄買ったほうがお得じゃない?って話
こんにちは!マル(@30FX1)です!
6月にトレンドとなった年金2,000万円問題で投資業界が非常に盛り上がっていますね。
僕も先月末からFXを開始して試行錯誤中です。
ただ、FXって手軽さが売りなんですが、確定利益が20万円超えたら確定申告が必要だったり、株や投資信託みたいに税制上の優遇が受けられないのが欠点だったりしますよね。
そんなこともあって僕も、FXを始める前から株式投資を3年前くらいからやってたりします。といってもNISA枠の範囲内ですが。
ということで、今回は僕がおすすめしたい『一般枠のNISA』の投資方法を、『積立NISA』との違いを交えながら紹介したいと思います。
いまさらだけどNISAとは
おさらい程度に短めに。
NISAとは、『少額投資非課税制度』のことです。
英語では、Nippon Individual Savings Accountで、直訳すると日本個人貯蓄口座。(NがNipponっていうのは今回調べて初めて知りました。JapanのJISAでは語呂ワルって官僚の方も思ったのかも。)
知ってる人も多いと思いますが、株式や投資信託で利益が出ると通常は、利益に対して20.315%の税金(所得税、住民税)がかかります。
株の売買で10,000円儲けたら、その2割の約2,000円を税金を納めなければならないってことです。えーっ税金高すぎって思いますよね。
そこで、2014年から登場したのが、NISAなんですね。
NISA(ニーサ)[少額投資非課税制度(日本版ISA)]が導入された理由
これまで、「日本経済の冷え込みから税率を安くして投資を推進しよう!」という試みにより、株などの配当や売却益にかかる税率は本来の20.315%から10.147%に軽減されていました。
しかし、2013年12月末をもってこの制度は終了となり、2014年1月からは税率が元の20%に戻ったため、これに代わる投資家向け優遇制度として新しく導入されました。
(東建コーポレーションHPより転記)
そんなNISAですが、今では3種類に増えています。
NISAの種類
1.一般NISA
まずは2014年に一番初めに登場したNISAです。(便宜上『一般NISA』と呼びます。)
・毎年120万円の非課税投資枠内で投資でき、株式・投資信託等の配当・譲渡益等が最長5年間非課税対象
(今年2019年に購入した株式は2023年まで非課税です。)
・一般NISAでの投資可能期間は2023年
今から一般NISAを始めると2019年から2023年の5年間で合計600万円投資可能です。
2.ジュニアNISA
続いて、2016年に登場した『ジュニアNISA』です。
・未成年(0歳~19歳)を対象に毎年80万円分の非課税投資枠内
・株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象
ちなみに親が代行運用することもできます。本当に余裕のある方ならやったほうがいいと思います。投資可能期間は一般NISAと同様で2023年までです。
3.つみたてNISA
最後に、2018年に登場した『つみたてNISA』です。
・毎年40万円の非課税投資枠
・一定の投資信託への投資から得られる分配金・譲渡益を最大20年間非課税で運用可能
・積立NISA口座では金融庁お墨付きの中・長期投資向け投資に適した投資信託のみ購入が可能
・つみたてNISAの投資可能期間は2037年まで。
今から『つみたてNISA』を始めると2019年から2037年の19年間で合計760万円投資可能です。
詳細は、金融庁のHPからご覧ください。このHPの説明はめちゃくちゃわかりやすいです。投資のシミュレーションもできますよ。興味のある方はぜひ一度試算してみては?
www.fsa.go.jp
『つみたてシータさん』の親切すぎる投資ブログもおすすめ
と、ここまでNISAの基礎的な内容を書きましたが、忘れてならない点として、一般NISAとつみたてNISAは併用できないません。つまり、NISA投資を始めるにあたって、どちらか選択しなければなりません。最近始まった『つみたてNISA』に多くの注目が集まっていますが、『一般NISA』もいいとこあるよということをお勧めしたいのがこの記事の趣旨です。
『一般NISA』と『つみたてNISA』どっちがいいの?
実はこればっかりは、人によるとしか言えませんが、僕が『つみたてNISA』に移行しない理由としては、
・つみたてNISAはiDeCoみたいに投資信託のスイッチングができない
つみたてNISA(積立NISA)で銘柄変更はできるの?注意点と損をしないやり方を紹介 | つみたてシータ
・上にも関連するけどタイムリーに投資できない
・株式投資を勉強したかった
一番下の勉強したかったっていうのが一番大きいかも。
高配当銘柄を一般NISAで運用するおすすめ運用法
さて、本題ですが僕の現状としては、タイトルどおり『一般NISA』派です。NISA口座を2016年に開設し、株式を運用しています。
運用といっても、僕は30代前半のリアルな社畜なので、頻繁に株式を売買して譲渡益(キャピタルゲイン)を稼いでいるわけではありません。正直、サラリーマンが株の売買で儲けるのはほぼ不可能です。だって東京市場が開場している間ずっと仕事中なんですもん。なので、爆益して一攫千金したい!みたいな方にはおススメしません。
ということで、僕がおススメするのは、一般NISA口座で高配当銘柄に投資して、配当で利益を得る方法です。
みなさんは配当について、どのようなイメージを持たれていますか?
配当って銀行預金と同じで大して貰えないんでしょ??
と思っている方も多いんじゃないかと思います。ところがどっこい、結構美味しい思いができたりします。
配当金の例
たとえば、高配当で有名な企業にJT(日本たばこ産業株式会社)さんがあります。
JTさんの2018年の年間配当は150円でした。
配当は1単元(JTは100株)以上株式を保有していないと貰えないので、配当金として、150(円)✖100(株)=15,000円貰えることになります。株を保有しているだけで!
しかも一般NISA口座で保有していれば、この15,000円は非課税でそっくりそのまま受け取れます。ちょっと驚きじゃないですか?
ちなみに、JTさんの株価は2,480円(7月5日現在)なので、2,480円*100株=24万8千円の投資に対して、15,400円(※2019年配当予想)のリターンがあることになります。15,400円÷24万8千円≒6%の利回りとなります。
仮に一般NISA枠で5年間保有するとして、配当金が維持されるなら、15,400円*5年で合計77,000円の配当金が受け取れます。(※あくまで仮の試算です。)
ということで、僕が取り組んでいるのは、こうした高配当の優良企業に投資してお小遣い稼ぎしましょうという投資法です。
銘柄選定について
じゃあ、高配当の銘柄になんでもかんでも投資すればいいものかというと少し違います。僕の場合、投資する銘柄には以下のような縛りをかけています。
・東証一部上場銘柄である
・いわゆるディフェンシブ銘柄である
・配当利回り4.0%以上である
・配当性向100%以下である
以上、4点です。ひとつずつ解説していきます。
・東証一部上場銘柄である
配当は通常、企業の利益余剰金から投資家に還元する仕組みなので、安定した収益を上げている企業でなければ、配当金を支払うことができません。そういった意味では、会社の規模・信頼性がある程度、保障されている東証一部上場企業を選定するほうがいいだろうということで、条件の1つとしています。
・いわゆるディフェンシブ銘柄である
ディフェンシブ銘柄とは、インフラ、食品、薬品など景気に左右されにくい銘柄のことです。こうした業界の銘柄は比較的、内需>輸出となっている銘柄です。つまり、海外経済や為替の影響を受けにくいということです。
・配当利回り4.0%以上である
やはり、投資金額に対して配当金が多いほうがいいですよね。東証一部の配当利回りの平均が2%程度と言われているので、4%以上の銘柄は超優秀と言えます。
・配当性向100%以下である
利回りが高ければ高いほどいいというわけでもありません。配当性向とは企業の純利益から何%配当に費やしているかという指標です。実は調べてみると100%を超えて拠出している企業もたくさんあります。つまり、企業の利益を全部配当に回しているということです。詳しく仕組みはわかりませんが、なんだか怪しい感じも避けているので僕は避けています。
とはいえポジションを持つタイミングは非常に重要
ここまで、高配当銘柄のメリットについて書いてきましたが、当然株式投資なので、デメリットもあります。それは、当然ですが株価は毎日変動しするため、エントリー時の価格より値下がりするということもあるということです。
25万円で買った株式から1万5千円の年間配当が得られたとしても、配当の権利が確定した際の株価が20万円になっていたら意味ないですよね。
なので、こうした事態に陥らないために、ある程度株取引の知識を身につけておく必要はあると思います。
取引の知識が身につくのも一般NISAのメリットだったりしますよね。最後に、僕のおすすめの本を紹介しておきます。
■僕が株取引で参考した本
こうした本を何冊か読んだうえで取引を開始することをお勧めします!
最後に
ということで長々と書きましたが、今回は一般NISAでのおススメ投資法を紹介させてもらいました。もちろん、僕も『一般NISA』の投資可能期間が終われば、『つみたてNISA』を始める予定ですので、どちらも甲乙つけがたいところはありますが、こういう方法もあるよ!ということを知ってもらえる機会となったのであればうれしいです。
マルでした。それでは、おやすみなさい!